黄檗売茶流 家元継承祝賀会 平成31年3月3日

平成31年3月3日 黄檗売茶流 家元継承祝賀会が滋賀の琵琶湖ホテルで盛大に執り行われました。

日本の誇る文化・芸能の強力なパワーが一堂に結集してお家元継承をお慶びしました。

更に
「黄檗売茶流のお煎茶道が
日本の古典芸能のみならずあらゆる文化のエネルギーを持って、
武器・武力では決してなく世界平和を牽引して行くのだ」
という静かに優美にパワフルに発信される様にただ、ただ恐れ入った昨日でした。

雅楽の皆さま、お能の皆さま、文楽の皆さま、祇園「つる居」の勢揃い。美しい着物、着物、帯、帯、履物、かんざし、帯留め、舞妓さんのポッチリ。
「日本は、本来は、男性が歌舞いて華やかだった、むしろ女性が、地味にお歯黒などまでして、華を抑えていたのだ」とよく先代は仰っるのですが、日本の男性がもっと着物を着る機会が増えればなんと優美な事かいなぁ〜と、本当に思えました。

着物は良い!

又、お祝いにいらした沢山の美しい方々をギロギロ見つめて、鑑賞、堪能させていただき、クタクタになって神戸に帰宅しました。

凄いなぁ、ホンマに。

という一言がぴったりの催しに参加させていただけました。

効果音と心象風景 ~文楽の冬の世界~

 

 

効果音、、、

映画演劇テレビドラマラジオドラマアニメゲーム等において、演出の一環として付け加えられる音。舞台環境、状態を説明するための具体的な環境音(戦場の銃撃音、格闘の打撃、刀で斬る音、街頭の雑踏、駅の発車アナウンス、犬の鳴き声、海辺の潮騒等)や、登場人物の心象を象徴させるための音などがある。SE サウンドエフェクト。  ウィキペディアから一部抜粋

 

能や文楽において

私がいつも感服(というと堅苦しい響きでまことにセンスのカケラも

ないものね、とフフン、と鼻を鳴らしてしまう)するものの

一つに独特の効果音の表現があります。

 

最初に感嘆したのは、もちろん文楽劇場で、

あれは一体何の芝居だったでしょうか。。。

 

冬。深い竹藪を一人の男が駆けてゆきます。

 

と、その時、

どんどんどんどんどんどん

音が鳴ります。

 

 

それは雪がふりしきっている、という表現なのです。

シンプルですが、端的でもある、本当にぴったりとしています。

 

 

さて、ではどのような雪が舞台上に降っているのか、、、

 

日本語には数多くの雪が降る様がありますが

こんこん、しんしん、蕭蕭、はらはら。。。

それは観る者の心象風景ともかぶって

おそらく個々により様々に変わってはくるのでしょうが、

その時に私の感じた雪は平凡ですが、しんしん、だったように

思います。

 

冥途の飛脚の最後あたりなどでは、またどう感じるでしょうか。

蕭蕭と。。。かな。

はらはらかもしれません。

 

あ~、

雪の中を走る男とは別に

芯から冷えるあの京都の雪が降りしきる中、

赤ん坊を背負って

夫を追ってくる健気な女は一体だれであったろうか。

「持病のしゃく」が時折彼女を襲うのだけど、思い出せない。

 

文楽の芝居における冬の風景は

切なく骨の髄まで冷える思いがするのです。

 

また、近いうちに今度は驚愕の!能の効果音について記事を

書いてみようと思います。

 

和の文化、って恐ろしいほど美しく

時折、震撼するような音がぴたりと情に

はまり、何とも言えず抜けられなくなるような

面白味が感じられまする。。。

 

あ~。

またしてもセンスの無さよ(涙)。

 

【文楽@閑臥庵2016 狐火 酒屋の段】を振り返る

突然ではありますが、

3年前にお寺で開催した

文楽@閑臥庵2016

Mon Premier BUNRAKU 【 狐火 酒屋の段 】

について振り返っています。

 

今頃になってなぜか、というと。。。

再度、更に熟成させて同企画内容でやることになったからです。

開催予定日:2020年 1月27日、28日のいずれかです。

場所   : 閑雅庵 (京都)

 

鶴沢清馗さん(三味線)や黄檗売茶流煎先代お家元の強力な

ご支援があって開催に漕ぎつけた文楽の企画でした。

5名の技芸員の方にお越し願ったのですが、

こちらは清馗さんが声をかけてくださって

何とも豪華なメンバーに来ていただきました。

今考えても畏れ多い。。。

先代お家元、清馗さん、何度も重ねておおきにです。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

浄瑠璃 豊竹 織太夫

三味線 鶴沢 清馗

人形  吉田 一輔

左手  吉田 簑太郎

足遣い 吉田 簑悠 (みのひさ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

今は六代目織太夫を襲名なさいましたが、

当時は咲甫太夫の浄瑠璃。

お人形遣いは一輔さん。

女性のお人形が凛としていると、いつも思います。

今年は傾城阿古屋の

あの複雑な左手を出遣いでおやりになっていました。)

当時、私は恥ずかしながら簑太郎さん(当時は簑次さん)や

簑悠さんの事をよく存じ上げていない、

ただのミーハー文楽フリークでした。ほんとにごめんなさいです。

 

さて、そこで

何度か打ち合わせの後、清馗さんには

【 狐火 】を

演奏していただくことになりました。

こちらの楽曲は

『本朝廿四孝』

のクライマックスを彩るとても琴線に触れる素晴らしい楽曲です。

 

その時、2月の寒い寒い晩でしたが、お寺の庭で

簑太郎さん、簑悠さんは怪しい狐火を操り、

一輔さんは、一匹の白い狐を跳ぶようにに舞われました。

 

「雪、降らんかな~」

非情な事を願ったりしたものです。ごめんなさい、人形部の皆さま。

写真の説明はありません。

 

そうして、その後!

艶姿女舞衣より  【 酒屋の段 】のスタートです。

 

技芸員の皆さま勢ぞろいで芝居の一幕が

始まりました。

 

写真の左端のミニ酒樽をご覧になれますかしら。

これは、せめての小道具です。

簑太郎さんや、他の皆さんにお持ち帰りいただきました。

兵庫の福寿さんのミニ酒樽です。

神戸そごうからお寺へ直接送ったんだったな~。

簑太郎さん、手ぶらだったので、お帰りはミニ酒樽だけ

持ってお帰りでした。

 

あと、酒屋さんには欠かせない杉玉も

特別に三田の作家さんに注文して閑雅庵のエントランスにぶら下げてみました。

この演出を愉しんでくださったのは

おそらく三味線弾きの清馗さんだけだと思いますが。。。

 

資金があれば「茜屋」の暖簾も欲しかったところです。

どこかでリーズナブルに仕立ててくれるところはないかしら~

画像に含まれている可能性があるもの:3人

最後のこだわりが、香。

残念ながら扉の開閉とともに香りが飛んでしまいましたが

どなたか気づいてくださったでしょうか。。。

有永 泰三氏による【 樂 】という高級なお香を1時間以上も

前から焚き染めていただきました。

 

パンフレット作成には、祇園「つる居」の強力なパトロンでもあり、

医科産業の若いCEOでもいらっしゃる小原 喜一氏に助けてもらいました。

 

極め付けに

黄檗売茶流新お家元を継がれた中澤 孝典氏が

描いてくださった狐の後ろ扉です。

 

この白狐の絵はもちろん、中澤 孝典 氏に帰属しています。

絵画においてもご活躍の新お家元にも本当にこころやすく

ご協力をいただきました。

 

お寺の庵住さん、執事の松本様にも本当によくしていただきました。

写真の説明はありません。

動画、どこに行っちゃったかな~。

さて、冒頭で申し上げた通り

来年1月27,28日のいずれかに同じ演目で、

更なる熟孝を重ねて開催予定が決定しています。

次回はより、効果的な演出を練ってまいります。

 

次回の配役は、

三味線  もちろん 鶴沢 清馗さん

浄瑠璃  まだ未定!!!

人形   吉田 簑紫郎さん

が決定しています。

こちらのお二人は【 神戸大学医学部付属病院 楠文楽 】

でお世話になった次世代の文楽を担うとても

素敵なお二人です。

 

 

 

次は、艶姿女舞衣【 酒屋の段 】について記事を

書きましょうか。。。

ご興味のある方は是非、

楽しみになさっていてくださ~い♬