効果音と心象風景 ~文楽の冬の世界~

 

 

効果音、、、

映画演劇テレビドラマラジオドラマアニメゲーム等において、演出の一環として付け加えられる音。舞台環境、状態を説明するための具体的な環境音(戦場の銃撃音、格闘の打撃、刀で斬る音、街頭の雑踏、駅の発車アナウンス、犬の鳴き声、海辺の潮騒等)や、登場人物の心象を象徴させるための音などがある。SE サウンドエフェクト。  ウィキペディアから一部抜粋

 

能や文楽において

私がいつも感服(というと堅苦しい響きでまことにセンスのカケラも

ないものね、とフフン、と鼻を鳴らしてしまう)するものの

一つに独特の効果音の表現があります。

 

最初に感嘆したのは、もちろん文楽劇場で、

あれは一体何の芝居だったでしょうか。。。

 

冬。深い竹藪を一人の男が駆けてゆきます。

 

と、その時、

どんどんどんどんどんどん

音が鳴ります。

 

 

それは雪がふりしきっている、という表現なのです。

シンプルですが、端的でもある、本当にぴったりとしています。

 

 

さて、ではどのような雪が舞台上に降っているのか、、、

 

日本語には数多くの雪が降る様がありますが

こんこん、しんしん、蕭蕭、はらはら。。。

それは観る者の心象風景ともかぶって

おそらく個々により様々に変わってはくるのでしょうが、

その時に私の感じた雪は平凡ですが、しんしん、だったように

思います。

 

冥途の飛脚の最後あたりなどでは、またどう感じるでしょうか。

蕭蕭と。。。かな。

はらはらかもしれません。

 

あ~、

雪の中を走る男とは別に

芯から冷えるあの京都の雪が降りしきる中、

赤ん坊を背負って

夫を追ってくる健気な女は一体だれであったろうか。

「持病のしゃく」が時折彼女を襲うのだけど、思い出せない。

 

文楽の芝居における冬の風景は

切なく骨の髄まで冷える思いがするのです。

 

また、近いうちに今度は驚愕の!能の効果音について記事を

書いてみようと思います。

 

和の文化、って恐ろしいほど美しく

時折、震撼するような音がぴたりと情に

はまり、何とも言えず抜けられなくなるような

面白味が感じられまする。。。

 

あ~。

またしてもセンスの無さよ(涙)。

 

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